ムシと昆虫の違いは分類の仕方にある
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概要

 昆虫綱には比較的原始的な、羽のない無翅類と、羽を腹側へ畳めない旧翅類があり、含まれる目のうち種数の多いグループには、カブトムシ・ゴミムシなどの甲虫目(鞘翅目)、チョウ・ガなどのチョウ目(鱗翅目)、ハエ・カ・アブなどのハエ目(双翅目)、ハチ・アリなどのハチ目(膜翅目)、セミ・カメムシなどのカメムシ目(半翅目)、バッタ・コオロギなどのバッタ目(直翅目)、トンボなどのトンボ目(蜻蛉目)、があります。もっとも種類の多い生物であるこれらの昆虫種は人間との関わりも強く、地域により食材や薬材として用いられたり、ペットとして飼われたり、農作物を害する昆虫駆除のための農薬、絹糸を生産、果樹や野菜の受粉など産業用に使用されたり、工芸品などの装飾用にされたり、遺伝学のモデル生物として実験に用いられたりと、幅広く利用されています。現在、生物の現生種の半分以上は昆虫であり、中でも甲虫目がもっとも数多く知られていますが、観察、識別が比較的容易なため、種の同定が進んでいるとも考えられ、実際には、生態が多様なハエ目やハチ目の昆虫は、それ以上の種が存在するのではないかとも言われています。