概要
白蟻擬、擬白蟻。不完全変態をする細長い小形の昆虫。世界の熱帯地域を中心に約200種が知られる。日本ではコケシロアリモドキなどの3種が沖縄を中心に生息する。コケシロアリモドキは、九州の海岸地域と奄美大島に分布している。地衣類などが生えた樹幹のくぼみに絹糸で巣をつくり、少数の個体が集団で生活する。タイワンシロアリモドキは、台湾から沖縄の八重山列島にかけて分布、石の下や落ち葉、枯れ枝の間などに営巣する。シロアリモドキは、沖縄本島に分布の記録が残っている。シロアリモドキといわれるが見た目はシロアリとは似ていない。触角は糸状で、最低16節、最高32節に分かれる。単眼はなく、複眼は小さい。前肢第1節に絹糸腺をもつ。扁平に大きくなった節の中に多数の絹糸腺があって、絹糸液は第1、第2節の下面にある剛毛の中を通って分泌される。絹糸でテント状やトンネル状の巣をつくり、少数個体が集団生活をする。雄はときに灯火に集まる。大きさがほぼ同じはねをもつが、雌は一般に無翅で、巣の中で子を育てる。