概要
いわゆる「トンボ」と呼ばれるものだけの単一の分類群。亜目としては「ムカシトンボ亜目」「均翅(イトトンボ)亜目」「不均翅亜目」の三群に分かれる。卵 - 幼虫 - 成虫という成長段階を経る不完全変態の昆虫の。幼虫は腹腔中に一種の鰓をもち、淡水中で過ごす水生昆虫で、ヤゴと呼ばれる。成虫の頭部は丸く、複眼が大きく約270°もの視界がある。胸部は箱形で、よく発達した長い2対の翅を持つ。これをそれぞれ交互にはばたかせて飛行する。止まるときには、翅を上に背中合わせに立てるか、平らに左右に広げ、一般的な昆虫のように折りたたんで背中に並べることが出来ない。飛翔昆虫を空中で捕食する。脚には太い毛が多く生えていて、捕えた獲物を逃さない役割を果たす。交尾は特殊なもので生殖孔は雌雄ともに腹部後端にあるが、オスの腹部後端はメスを確保するのに用いられ、交尾時にはふさがっているオスの腹部前端近くに貯精のうがあり、オスはあらかじめ自分の腹部後端をここに接して精子を蓄える。首をオスの腹部後端に固定されたメスは、自分の腹部後端をオスの腹部前端に接して精子を受け取る。